大学生の就職戦線が異常、不況を背景に、就職が決まらない学生が多数発生している。
大卒就職戦線が異常事態=「買い手」減少
 
大学生の就職戦線が異常事態だ。不況を受け企業が採用を大幅に絞ったためで、秋を迎えても卒業後の進路が定まらない学生が企業説明会に殺到している。例年なら3年生の就職活動に移行する時期だが、大学や人材各社は4年生への対応にも追われている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090921-00000036-jij-bus_all

大学生の就職戦線が異常事態を迎えている。この時期になっても、4年生の就職が決まらない。

これはもちろん、不況を背景に、企業の採用予定数が激減していることが原因だ。しかし、重要なのは、不況とは人為的なものだということだ。

不況から脱出させることができるのは、実は政府のみである。正確には、政府と日銀。この2つの主体だけが景気を操作することができる。政府は財政政策を、そして日銀は金融政策を発動できる唯一の存在だ。

なのに、政府も日銀も、今回の世界金融危機以降の世界同時不況の中、適切な政策を実施していない。さらに、民主党は、自民党以上に、景気対策をするつもりがない。

不況の中、企業は投資を抑え、人を減らすことに必死だし、学生は、どんどん少なくなっていくイスを取り合うことしかできない。個人や企業の努力では、景気は上向かないのだ。

人は労働さえすれば価値を生み出すことが出来る。にもかかわらず、政府が不況から脱出できる政策に無関心であるがために、みすみす貴重な資源である労働力を眠らせたままにして、国を失業者で溢れさせているのだ。


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