ほんのこの1週間のうちに、フィリピンの台風16号、サモアの地震・津波、そしてスマトラ島沖地震と立て続けにアジア・太平洋地域で甚大災害が発生している。

なのに、これらの災害について日本政府が積極的に支援したという話は聞かない。確かに、日本政府は援助物資を2000万円ほど提供しているから、何もしていないわけではなく、立派なことなのだが、あまりにも大きな被害に対して2000万円の援助物資(国民1人20銭)というのは、どうしても小さく見えてしまうのが正直なところだ。

鳩山首相は9月3日、新党日本党首田中康夫氏との会見で以下のようなやりとりをしている

民主党の鳩山由紀夫代表は3日午後、党本部で新党日本の田中康夫代表と会談し、新政権で取り組む課題について意見交換した。田中氏は、自衛隊を改組し、救助活動や医療支援を行う「サンダーバード隊」の創設など、先の衆院選で掲げた政策を説明。鳩山氏は「いいアイデアが浮かんだ。サンダーバード隊のようなものを国連演説に入れたい」と答えた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090903-00000088-jij-pol


鳩山民主党政権は、こういうときこそ、日本は世界に先駆けて救援部隊を派遣したり、大規模な救援物資を送るなどした支援を行うべきではないだろうか?サンダーバード隊を良いアイディアだとまで言ったのだから。そのほうが戦場へ自衛隊を送るよりも、ずっと感謝されると思うし、そうした日本の姿勢が示されれば、日本は軍事分野での国際貢献などではなく、災害分野、人道分野で国際貢献をしようとしている国だということが示されると思うのだが。

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