5月までに結論を出すと言っていた普天間基地の移設問題が未だに揺れている。
普天間移設 徳之島住民「命がけで反対する」
鹿児島県徳之島の3町長が20日、政府による米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設の正式打診を断ったことで、移設問題は事実上、宙に浮く可能性が強まった。報道が先行し、政府への不信を募らせた徳之島からは、3町長の決断を評価する声が上がった。一方、沖縄では、徳之島の判断に理解を示しつつも、動かない基地に対するやるせなさや約束の県外移設を実行できない政府への怒りが交錯した。米軍統治下の奄美群島を知る同町の吉田義宏さん(78)は「会う必要はない。命がけで反対する。基地は戦争のためのもの。島にはいらない」と語気を強めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100421-00000002-maip-soci

こうした徳之島住民の反対に対する鳩山首相のコメントは

「正式に私どもの考え方とまとめる前に一部情報が必ずしも正確でない形で伝わると、そのことによって先方にご迷惑がかかってしまう。そして、いたずらに反対 運動が強くなってしまうと。それが今回の結果だと思います。」

というもの。



なんだろう、この「いたずらに反対運動が強くなってしまう」という発言。まるで、反対運動が組織される前に決定してしまって、そのまま建設に持ち込んでしまおうという魂胆だった見たいにも取れてしまう。

民意とか、地元住民の合意とかはどこへ行ってしまったのだろう?

課題は基地問題なのだから、まずは地政学的に見た基地の場所が大切であり、次に、地域住民の合意が必要であることは言うまでも無い。しかし、鳩山首相のコロコロ変わる発言からは、まるで思いつきで述べているだけなんじゃないかと疑ってしまう。

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