売れ残り豚肉でカツ重 コープかながわ
神奈川県内で店舗展開する生活協同組合「コープかながわ」のハーモス荏田店(横浜市青葉区)が、廃棄すべき売れ残りの豚肉をカツ重などに調理し、販売していたことが7日、保健所などへの取材で分かった。店の判断で原材料名などを表示せずに販売しており、保健所が経緯を調べている。

コープかながわのほか、静岡、山梨両県の生協も加入する「ユーコープ事業連合」(横浜市)などによると、同店は3月28日、豚カツ用にパン粉を付けた生ロース肉1100枚を仕入れた。

消費期限は当日中で、売れ残りは廃棄する規則だが、同店は残った330枚を冷凍保存し、4月24日までに調理してカツ重とカツ丼として250枚を販売。購入者から「味が酸っぱくて吐き出した」と苦情があり、同店が保健所に相談したが、廃棄分を使ったとは伝えなかった。保健所は「健康被害は起きていないが、報告内容に不足があった」として調査している。(産経新聞 2010年5月7日)


コープっていうのはそもそも安全性とか信頼感とかが最大の売りの組織なのに、そのコープが売れ残りの豚肉でカツ重を作ったんじゃあ、もうお終い。企業や一般のスーパー、業者は利益優先だから信頼できないなんていう物言いが完全に通じないことが明らかとなった。つまり、一度不正が発覚したら信用問題で二度と復帰できない「市場」さえ機能していれば、コープなんていう「組合員に支えられた組織」じゃなくても、不正をしないというインセンティブが働くわけで、「もったいない」を言い訳に廃棄処分するはずのゴミを売りつけるコープとどちらが信頼できるか?は変わらないということになる。

カツ重

カツ重
http://www.flickr.com/photos/ykjc9/

日本の場合、食品産業は物凄くデリケートなんだから、もっと気をつけるべきだったのにね。

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