ラーメンとチャーシュー麺、どっちを頼むのが得か?
 ラーメン屋で、700円のラーメンと900円のチャーシュー麺の2つで迷ったら、あなたはどちらを注文す..........≪続きを読む≫

ラーメン屋で、700円のラーメンと900円のチャーシュー麺の2つで迷ったら、あなたはどちらを注文するだろうか。とあるラーメン屋店主によると「チャーシュー麺の方が原価率が高いのでおトクですよ」とのことだ。

 原価率とは商品の販売価格に占める材料費の割合のことで、ラーメン屋では普通30%以下に設定されている。この店のラーメンの原価率を25%とするとラーメンの原価は175円となる。

 一方、チャーシュー麺はラーメンに200円分のチャーシューをのせたものであるが、その原価は275円、原価率にして30.5%となり、ラーメンより大幅に割安になる。こうなるのは、チャーシューの原価率が約50%と飛び抜けて高いためである。逆に、タンメンに代表される野菜を多く使ったものは原価が安いため、「こちらは店が儲かります」(前出店主)とのこと。


この記事では原価率を計算するとチャーシュー麺の方が得だとの結論なのだが、これはちょっとおかしいだろう?

ラーメンの原価が175円。これを700円で購入すると店の粗利益は525円。

チャーシュー麺の原価が275円。これを900円で購入すると店の粗利益は625円。

つまり、チャーシュー麺の方が店の粗利益が大きい。

ラーメンを出すのも、チャーシュー麺を出すのも、人件費、光熱費、そして家賃などの固定費用は変わらないことを考慮すると、明らかにチャーシュー麺の方が同じ手間でより大きく利益が乗っている。つまり、店にとってはチャーシュー麺の数が出たほうが儲かるし、客の側から見れば、やはり、ラーメンを頼んだ方がお得ということだ。

とはいっても、実を言うと、客の側から見れば「その時食べたいものを財布と相談して食べる」というのが一番効用が高くて、お得なんだけどね。

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