英国のウィリアム王子がホームレスの窮状に関心を寄せてもらおうと、ロンドンの路上で一夜のホームレス体験をしたそうだ。記事によると、王子は気温がマイナス4度まで下がるなか、テムズ川(River Thames)のそばの路地で段ボールの上に寝そべり、眠れぬ夜を過ごした。
しかし、ホームレスっていうのは寒空の中、一晩外で寝ることじゃないだろう。仕事がなく、食べるものもない不安を抱えながら、家もなく暮らすことだ。
明日になったら温かい家と食事、何不自由ない暮らしが保障されている人間が一晩ダンボールにくるまって眠ることでは絶対にない。
ただ、ウィリアム王子は体験のあと「一夜体験した後でも、毎晩ロンドンの路上で寝るということが本当はどういうことなのか、私には想像もできない」と語ったそうなので、正直な人なのだろう。
ウィリアム王子は女王エリザベス2世の孫で、父のチャールズに次いで英国王位継承順位2位。次の次のイギリス国王となる。