台湾の陳水扁前総統が国家機密費の不正利用、資金洗浄、収賄の罪で終身刑の判決が下った。
大統領や首相、そして総統など、国家のトップが交代した後に、逮捕され、有罪判決が下ることは珍しくない。
少し思い起こすだけで、韓国の全斗煥、盧泰愚、金泳三の歴代大統領、タイのタクシン首相、それからフィリピンのエストラーダ大統領などなど。
どれも途上国の話ではあるが、大統領や総統など、権力を一手に握る存在なのだから、叩けばいくらでも埃が出てくるのが当たり前だ。これが世界政治のスタンダード、権力闘争のダイナミズムなのかもしれない。
日本は今回、事実上初めての政権交代だが、さすがに元首相逮捕ということはないだろう。