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2009年11月

民主党の政策にはミクロ政策しかない?



政府は2009年度2次補正予算案について、1次補正で凍結した2.7兆円を超える額を支出する考えを示した。しかし、そもそもが1次補正予算は昨年のリーマンショックに始まる世界同時不況への経済刺激策だったのだから、それをわざわざ凍結して、経済の底抜けを促したことは取り返しがつかない。そして、ここへ来て組まれる予算が、単に凍結分を新たに支出しますというんじゃ、意味がわからない。

2次補正2・7兆超、菅国家戦略相…円高株安対策

政府が検討している2009年度第2次補正予算案について、菅国家戦略相は30日午前、東京都内で記者団に「1次補正の中で凍結した範囲を超えて対応していこうという姿勢では(政府内で)一致している」と述べた。

麻生政権が作った1次補正予算の事業凍結で確保した2・7兆円の財源を上回る規模を容認する考えを示したものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091130-00000569-yom-pol


凍結した分を支出するなら、最初から凍結しなければ良いだけ。支出が遅れた分、経済はダメージを受け、新たに支出したところでそれは回復しない。こういうことができるのは、政府支出の「額」が経済を下支えするというマクロ経済の大原則がわかっていないから、時間をかけてでも「内容」を変更して支出しようと考えているのだろう。これはミクロ思考の典型だ。

そして、ミクロ思考の現れたもう一つの典型的な事例がこれ

2次補正に円高対策=鳩山首相「市場を注視」

鳩山由紀夫首相は29日午後、首相公邸で菅直人副総理兼国家戦略担当相、藤井裕久財務相、平野博文官房長官、仙谷由人行政刷新担当相らと急速な円高・株安への対応を協議し、対策の検討を指示した。今週の市場の動きもにらみながら、内容の詰めを急ぎ、2009年度第2次補正予算案に盛り込む。

会談は、首相が緊急に招集し、早急な対応が必要との認識で一致。席上、首相は「あす(30日)以降の市場の動向をきっちり見ていく必要がある」と強調した。この後、都内で記者団に「(株安のきっかけとなった)ドバイでの信用不安を含め、経済対策をどう行うか話をした」と説明した。対策として、円高による輸出減で打撃を受ける企業への支援策などが検討されるものとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091129-00000050-jij-pol


円高対策として「円高による輸出減で打撃を受ける企業への支援策」を検討するらしい。

そもそも、これだけ円高が進んでいるのは、アメリカ、イギリス等の諸外国がリーマンショック以降どんどん貨幣を印刷し、市場へマネーを供給していること、それにより金利が下がり、日本と諸外国との金利差がなくなっていることが原因だ。つまり、諸外国がマネーサプライを100%-200%程度まさに倍増させる中、日本はマネーサプライを増やさないから、相対的に円の価値が他国通貨に比べて上昇しているということになる。

ならば、円高対策は円を刷ること以外にはありえない。

これは金融政策・マクロ政策であり、円を増刷した結果、円の価値は下がり、円安が進行し、デフレからインフレへと転換する。

デフレ不況から脱出するために、まず最初に必要なマクロ政策であって、ものすごく簡単な算数レベルの話だ。

なのに、日本は「貨幣需要がないから」という言い訳でマネーサプライを増やさず、諸外国との金利差もなくなっているから円高が進行している。

この部分を放っておいて「円高による打撃を受ける企業への支援策」というミクロ対策で乗り切ろうというのは、全く物事の順序が間違えている。まず、マクロ政策によって経済を安定させ、その上で、ミクロ政策を検討するべきなのだ。

常考


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日銀がデフレ克服へ努力?

日銀の白川総裁は「デフレ克服のため最大限の努力を行うと述べた。

日銀総裁「デフレ克服のため最大限の努力」

日本銀行の白川方明総裁は30日、名古屋市内で開かれた会合のあいさつで、「金融緩和と金融市場の安定確保の両面で、デフレ克服のために最大限の努力を行う」と述べ、現在の金融緩和政策を堅持するなどして、デフレ対策に力を注ぐ考えを示した。

政府は11月の月例経済報告で日本経済が「デフレ状況にある」との認識を示したが、白川総裁はこれまで「デフレの定義は様々」と述べ、デフレの認識については言及を避けていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091130-00000571-yom-bus_all


これは以前の姿勢と比べれば一歩前進かもしれないが、その内容は「現在の金融緩和政策を堅持するなどして、デフレ対策に力を注ぐ」というものであり、つまり、積極的な対策は何もとらないというものだ。

93年の日本の名目GDPは483兆円。そこから年率2%成長を続けていれば今頃日本の名目GDPは676兆円となっているハズだ。しかし実際の名目GDPは500兆円程度であり、今年だけで見ても176兆円が失われてるという計算になる。

これだけのGDPがあれば、政府の債務返済も難なくクリアーできていたことだろう。

これがデフレの「(負の)威力」である。

何度も書いているが、インフレ、デフレをコントロールできるのは金融政策であり、その実施主体こそが日本銀行(日銀)なのだから、この「失われた176兆円」の責任は日銀にあると考えるのが妥当だ。

それなのに、これだけ政府がデフレ懸念を表明するに及んで、インタゲ(インフレへのコミットメント表明)をやるでもなく「現在の金融緩和政策を堅持するなどして、デフレ対策に力を注ぐ」だけではあまりにも消極的といえるだろう。




ミツバチ激減のニュースはどうなったのだろう?


少し前から全国でミツバチが激減しているというニュースがあったが、最近どうなったんだろう?結局、その後、原因の解明なども進んでいないのだろうか?

それにしても、ミツバチがただでさえ激減している中で、イチゴ農家のミツバチを殺すなんて酷いなあ。それも、一箇所でなく、少なくとも2箇所の農家が被害にあったらしい。

殺虫剤が使われたらしいが、何の目的であってのことだろう?それで得をする人物なんていないだろうに。謎だ。



ミス・アース2009 優勝者



「ミス・アース(Miss Earth)2009」の決勝大会が22日、フィリピン・ボラカイ(Boracay)島で開催され、ブラジル代表のラリッサ・ラモス(Larissa Ramos)さんが栄冠に輝いた。そのほか、フィリピン代表、ベネズエラ代表、スペイン代表がそれぞれ入賞を果たした。ミス・アースはミス・ユニバース、ミス・ワールド、ミス・インターナショナルと並ぶ国際的なミス・コンテスト。



missbrazil1
MISS EARTH
LARISSA RAMOS (Brazil)


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Miss Air
Sandra Seifert (Philippines)


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Miss Water
Jessica Barboza (Venezuela)


miss spain2
Miss Fire
Alejandra Echeverria (Spain)


Finalists
Alejandra Castillo Munera (Colombia)
Pascale Nelide (Martinique)
Izabela Wilczek (Poland)
Rujinan Phanseethum (Thailand)



鳩山首相の元秘書 在宅起訴


鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相の資金管理団体をめぐる偽装献金問題で、東京地検特捜部が鳩山首相の元公設秘書を政治資金規正法違反容疑で在宅起訴する方針を固めたと、24日付各紙が、関係者の話として報じた。

私は政治家と秘書は同罪と考えます。政治家は金銭に絡む疑惑事件が発生すると、しばしば「あれは秘書のやったこと」と嘯いて、自らの責任を逃れようとしますが、とんでもないことです。政治家は基本的に金銭に関わる部分は秘書に任せており(そうでない政治家もいるようですが)、秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです。

と語ったのは、何を隠そう鳩山由紀夫氏自身だった。

衆議院議員鳩山由紀夫メールマガジン「はあとめーる」2003年第29号(通算第104号)の中で土井たか子の秘書による秘書給与流用事件について語られたそうだ。でも、ここまで都合よくというか、あまりにも的確に今回の事件にあてはまる発言を2003年にしていたというのは、ちょっと信じられないな。と思いたいくらいに、あまりにもクリアーである。

そもそも政治家の秘書が横領や背任を目的とせずに偽装献金に手を染めるというのは、秘書と一心同体である政治家のためなんだから、ここは一つ、鳩山首相は前言覆すことなく事に当たって欲しい。





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