北朝鮮が一時期韓国と共同開発を進めていた金剛山の韓国側資産を没収したとのことだ。これは3月に起きた韓国海軍哨戒船の沈没の原因を北朝鮮による魚雷攻撃が原因であったとする韓国側発表に対する対抗措置だとされている。
それにしても、もしもこれが戦争にまで発展すれば、タイミングが良すぎる。なにしろ、2008年のリーマンショック以来の世界同時不況から世界経済は未だに回復したとはいえない。1929年に始まった世界恐慌は30年代を通して世界全体の経済を落ち込ませ、それが40年代の世界大戦で解決を見たとする見方も根強い。
この韓国と北朝鮮の緊張状態も、そうした世界経済(不況)が背景にあるのかもしれない。その場合はもちろん、背後でアメリカと中国の間で話しができあがっているのだろう。まあ、北朝鮮の対応というのは毎回、常識的な判断からは予想のつかないものが出てくるので、これは考えすぎかもしれないが。