事業仕分けでどれだけ予算削減しても、それ以上の額を海外へ拠出しそうな勢いだ。
政府は事業仕分け5日目の作業を終え、これまでに1兆円以上を国庫へ返納、予算削減に成功したと伝えた。今後、全作業終了までに3兆円の予算削減を目指す。
しかし、ここでどれだけ削減しても、それら削減できたお金が有効に使われるわけではなさそうだ。まずはこれ。
政府は途上国の温暖化対策に3年間に総額90億ドル(約8千億円)を拠出する方針を明らかにした。これはいつぞや鳩山首相がぶちあげた鳩山イニシアチブだかの具体化だ。
そしてこれ
日本政府は今後3年間でメコン地域の国々へ5000億円以上のODAを拠出することを表明した。もちろん、さっきの途上国支援とは別物、別枠の話である。
そしてこれ
11月3日の段階では40億ドル程度とされていたが、その後、オバマ大統領の訪日時にはアフガンへの50億ドルと、すでに表明済みだったパキスタンへの10億ドルで計60億ドルの拠出が表明された。これについては本ブログの「アフガニスタン支援に50億ドル」の中で批判してある。
これで今月発表された分だけで
温暖化対策の途上国支援90億ドル(8000億円)
メコン地域へのODA5000億円
そしてアフガン+パキスタンへの支援60億ドル(5400億円)
合計1兆8400億円だ・・・・・・
何、これ?
日本でこれだけ予算削減のためのパフォーマンスをやりながら、海外へはこの一月で2兆円近くをポンと約束。
誰のお金なんでしょうね?

事業仕分けで計1兆円超を国庫返納 結果踏まえ来年度予算を削減へ
政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)が平成22年度予算の概算要求の無駄を削る事業仕分けは17日、都内で5日目の作業を行い、第1ラウンドの議論を終えた。その結果、事業の「廃止」や「予算計上の見送り」と判定された予算は1500億円程度にとどまるが、数千億円規模の基金や特別会計予算を国に返納すべきとしており、実質的な国庫返納額は1兆円を超える見込みだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000630-san-pol
政府は事業仕分け5日目の作業を終え、これまでに1兆円以上を国庫へ返納、予算削減に成功したと伝えた。今後、全作業終了までに3兆円の予算削減を目指す。
しかし、ここでどれだけ削減しても、それら削減できたお金が有効に使われるわけではなさそうだ。まずはこれ。
政府は途上国の温暖化対策に3年間に総額90億ドル(約8千億円)を拠出する方針を明らかにした。これはいつぞや鳩山首相がぶちあげた鳩山イニシアチブだかの具体化だ。
そしてこれ
首相、3年間でODA5千億円表明 日メコン首脳会議
鳩山由紀夫首相は6日、日本・メコン地域諸国首脳会議第1セッションに出席し、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムのメコン地域5カ国を対象として、今後3年間で5000億円以上のODA(政府開発援助)を拠出すると表明した。首相は(1)ハード、ソフト両面のインフラ整備(2)オールジャパンとしての官民の協力・連携の強化(3)地域横断的な経済面での制度整備-の3本柱で協力を推進する意向を示した。
日本政府は今後3年間でメコン地域の国々へ5000億円以上のODAを拠出することを表明した。もちろん、さっきの途上国支援とは別物、別枠の話である。
そしてこれ
5年で40億ドル拠出、アフガン支援策固まる 元タリバン兵に職業訓練
政府は3日、反政府武装勢力タリバン元兵士への有給の職業訓練実施など、民生分野を中心とした新たなアフガニスタン復興支援策の骨格をまとめた。平成22年から5年間の総額で40億ドル程度となる見通し。鳩山由紀夫首相はアフガン支援について「国際社会の最重要課題の一つ」と位置付けている。12日に予定されているオバマ米大統領の初訪日に先立ち正式決定したい考えだ。
11月3日の段階では40億ドル程度とされていたが、その後、オバマ大統領の訪日時にはアフガンへの50億ドルと、すでに表明済みだったパキスタンへの10億ドルで計60億ドルの拠出が表明された。これについては本ブログの「アフガニスタン支援に50億ドル」の中で批判してある。
これで今月発表された分だけで
温暖化対策の途上国支援90億ドル(8000億円)
メコン地域へのODA5000億円
そしてアフガン+パキスタンへの支援60億ドル(5400億円)
合計1兆8400億円だ・・・・・・
何、これ?
日本でこれだけ予算削減のためのパフォーマンスをやりながら、海外へはこの一月で2兆円近くをポンと約束。
誰のお金なんでしょうね?
